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特集

少女コミック「なかよし」でAngry Bird Stellaがコラボした理由

Midori Okuyama

公開

創刊60年を迎える少女コミック「なかよし」の新連載「Stella~ナナと魔法の英単語~」は人気SNSゲームAngry BirdシリーズのAngry Bird Stella(アングリーバードステラ)(Android/iPhone)のステラとコラボして誕生した作品です。小学生の女子が愛読するコミックにアングリーバード? 異色コラボの誕生の経緯について、「なかよし」編集部の長野由佳さんに話を伺いました。

編集部の外にはコミックのポスターが所狭しと貼られており、その中に「なかよし」のものも。入り口の向こうが「なかよし」編集部

小学校の授業科目に英語が必修となったことがきっかけ
――「なかよし」でアングリーバードステラとコラボするきっかけはいったいどのようなものだったのでしょう?
そもそものきっかけは、小学5年から英語が正式教科となることが文科省から発表されて、なかよしでも「英語を教えてくれるキャラクターものをやりたい」ということがありました。そこで、世界的にも人気で活躍しているキャラクターを探していた時にロビオ(Angry Birdの開発元)との出会いがありました。ロビオとしても、ステラのキャラクターを日本でも広めたいとの思いがあり、話が進みました。
――こういったSNSゲームのキャラやスマホアプリのキャラとのコラボというのは今までありましたか?
アプリキャラという意味では初めての取り組みでした。
――ステラをキャラクターに設定する前には、どんなキャラクターを想定していましたか。また、今回の連載を始める上で何かエピソードなどありますか?
ステラは割りと企画の早い段階で決まったキャラクターでした。もともとはオリジナルでキャラクターを作ろうかという話もあったんですが、縁があってステラに決まりました。また、ステラに決まってからは、いろいろなアイデアがありました。主人公のナナがステラと同じ大きさとか、ナナがステラのいるアングリーバードの世界に行くとか。そうすると、鳥だらけになってしまうので、結局、ナナのいる世界にステラが来るという設定に落ち着きました。
――ステラを生かしつつ、ストーリーに組み込んでいく上で苦労したことなどありますか?
これはイラストレーターの方がおっしゃってたんですが、ステラは丸いだけで手足もなくて動いたり表情を作らなくてはならないので、外国のアニメーションなどを得意とする方でしたが苦労したとおっしゃっていました。はねるような動きや表情など、日本の小学生が「かわいい」と思うものとステラの本来のイメージとのバランスはかなり難しかったと思います。
オリジナルのステラは話さないので、そういう意味ではより体当たりでストレートなメッセージが強くなりました。

主人公ナナの方に乗っているピンクの丸い鳥がステラ

アングリーバードは教育向き?!
――有名なキャラクターはディズニーなど他にもいると思いますが、なぜステラだったのでしょうか?
アングリーバードはゲームキャラとしても知られていますが、アジア圏で学校を建てたり、教材にも使われていたりと教育にも力を入れているということもあって、方向性も似ています。連載の主旨にも合致していました。確かにメジャーなキャラクターならディズニーとかいろいろありますが、すでに出ているものだとオリジナリティもないし、その意味では多少、青田買いの面もありました。
――読者の親世代にもあまり抵抗はなかったのでしょうか?
「アングリーバードの鳥を粘土で作ろう」というイベントをロビオが行った時、けっこう親子連れで来ていて、お父さんやお母さんを中心にファミリーでアングリーバードにはまっているという話を聞きました。また、海外志向の人がユーザーに多い印象があります。教育に関しても比較的関心が高かったり。

アングリーバードというと、この赤いレッドを思い浮かべる人も多いだろう

小学生からみたステラちゃんは?
――実際に連載をスタートして、読者の反応はいかがでしたか?
英語に興味があるという反応が多かったです。「私も英語が話せるようになりたい」という子や、「習えば話せるようになるはず」とけっこうポジティブな意見が多かったですね。ページ数が少ないこともあって、低学年の2.3年生の反応がよかったです。
また、ステラに関しても、初めて見るキャラクターでも抵抗感なく受け入れている感じでした。
――小学生の読者にとって、SNSゲームのキャラクターはあまりなじみないものだったと思いますが。
ステラを知っててこれを読むという子は少ないと思います。ただ、今の時代は親がスマホを持っていたりPCは家にあったり。一家に一台、スマートデバイスがあることがほとんどで、ネット環境というのは小学生にとっても身近です。学校でも触れる機会があるし。なので、ゲームそのものは知らなくても、いずれそういったSNSゲームに触れて行く機会があるかもしれないし、そのとき「あ、子のキャラクター知っている」という風になるかもしれませんが、漫画を読んでゲームをしようという流れにはなっていないので、あまりSNSゲームのキャラということが意識されていないかもしれません。

今回、主人公のステラはオリジナルでも淡いピンクで優しい印象

――今後は本になったり、PCで読めるようになるなど何か展開して行く予定はありますか?
本を出すかどうかは未定ですが「学べる漫画」というコンセプトでやっているので、そういったものを出していけたらと思います。また、どの家にもPCがあって小学生にも身近なので、ウェブ関連で何か取り組めたらいいなと思います。

アングリーバードというと、海外発の人気ゲームで日本の小学生の女の子にはほとんど知られていないと思いますが、「英語を習う」という主人公の女の子と「英語を教えてくれる」外国からきた鳥というキャラクター設定や学園をドラマに展開していくストーリーなど、空想を膨らませやすい内容になっています。アングリーバードを知らなくても漫画を楽しめたりステラに親しみを感じられるのも「Stella~ナナと魔法の英単語~」の魅力。SNSゲームのキャラクターという枠を超えてステラがどんな活躍をするのか、今後アングリーバードシリーズの他の鳥たちも登場するとのことなので、小学生女子のみならずアングリーバードのファンも楽しめそうです。

取材時には未発売だった11月号(左)と第1回連載の10月号(左)と

●エディター Midori Okuyama


「なかよし」は創刊60年と聞いてびっくり。3世代にわたって読んでくださる読者もいるそうです。「キャンディキャンディ」や「きんぎょ注意報」など「なかよし」から一世を風靡した漫画もたくさんあります。私の小さい頃と比べてやや大人っぽくて複雑な気持ちを描いた今の「なかよし」の漫画は、現代の小学生女子の気持ちを表しているようです。でも、毎月発売を楽しみにしてる読者のわくわく感は今も昔も変わらないんだろうなと思いました。

Twitterアカウント:https://twitter.com/midoridsoftonic

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