会計クラウドサービス全比較

会計ソフトといえば、パッケージ版が主流でしたが、ここ数年はクラウドサービスも増えています。

「会計の自計化から自動化の時代」(株式会社スマイルワークス代表取締役坂本恒之氏)というように企業は会計業務の選択肢としてクラウドサービスを選べる時代になっています。ただ、一口に会計のクラウドサービスといってもそのサービスは各種さまざまですが、会計のクラウド化によって作業効率の改善だけでなく、業務そのもののたな卸しやワークフローの改善をはかることができた企業もあります。

会計のクラウドサービスがもたらした変化とは何か、ユーザーやプロバイダー、専門家の声をシリーズで紹介していきます。

第一弾は、会計のクラウドサービスにはどのようなものがあるのか、特徴や機能について各サービスの特徴と機能を紹介します。

それぞれの機能や料金の比較

個人事業主向け

一口に会計のクラウドサービスと言っても、おもに個人事業主向け、おもに法人向けとでタイプが分かれています。個人事業主によりおすすめのサービスから紹介します。

会計ソフトfreee
リリース時期:2013年3月

freeeの特徴

日々の経費精算や年度末の確定申告など経理全般の業務をスムーズに進めることをアシストしてくれる会計アプリです。

デジタルインファクトの調査によると2014年末の段階で、クラウド型会計サービスを利用しているユーザーの4割がfreeeという結果も出ています。

特徴は、これまでのパッケージ型会計ソフトとは一線を画したデザイン、インターフェースで会計ソフトを使ったことがない人にもなじみやすくしてある点で、簿記の知識がなくても直感的に設定などを操作できます。

また、2015年2月には確定申告をiPhoneアプリでできるという斬新なサービスもリリースしました。詳しい使い方はこちらを参照

MFクラウド確定申告

リリース時期:2014年1月(β版は2013年から運用)

MFクラウド確定申告の特徴

最大の特徴は、銀行、クレジットカード、電子マネーの明細自動取り込み機能が使えることです。国内で流通しているクレジットカードや電子マネーにはおよそすべて網羅しており、銀行も1750行に対応しています。
ReceRecoとの連携やAmazon.co.jp、楽天市場との連携もしています。

他社サービスとの連携だけでなくMFクラウド請求、MFクラウド給与との連携ももちろんできます。

また、大手金融機関と同等レベルのセキュリティでデータを保護しています。

詳しい使い方はこちらを参照

やよいの青色申告オンライン

リリース時期:2014年10月

やよいの青色申告オンラインの特徴

簡単なステップで確定申告の書類が作成できます。簿記の知識がなくても複式簿記帳簿が作成できますが、会計ソフトに慣れている人にも使いやすいよう、仕訳の入力もできます。
また、YAYOI SMART CONNECTを利用することでPOSレジの「スマレジ」、「Air REGI」、見積り・請求サービスの「misoca」など他社サービスやアプリを連携させることもできます。

取引入力に特化したスマホアプリの「bizNote for 弥生オンライン」も利用すると、取引が生じた時にその場で記録できて便利です。

また、国税電子申告や納税システム対応にして、国税庁のe-Taxに取り込める申告データの作成もできます。

詳しい使い方はこちらを参照

ネットde青色申告

リリース時期:2000年頃

ネットde青色申告の特徴

3通りの入力方法があり、簿記に知識がなくても「日計表入力」では、紙でつけるのと同じような感覚で入力できます。ほかにも家計簿をつけるように入力できる出納帳入力、簿記知識のある人向けの伝票入力があります。

一般的に使われる経費項目もあらかじめセットされているので勘定科目を入力するのもそれほど手間取ることがありません。

月次分析資料を使うと、月の売上の推移だけでなく各経費の推移、利益まで推移を確認できます。

詳しい使い方はこちらを参照

法人向け

法人向けの会計クラウドサービスも充実しています。

MFクラウド会計

リリース時期:2014年1月

MFクラウド会計の特徴

基本機能は、MFクラウド青色申告とほぼ同じです。銀行、クレジットカード、電子マネーの明細自動取り込み機能が使えることです。国内で流通しているクレジットカードや電子マネーにはおよそすべて網羅しており、銀行も1750行に対応しています。
ReceRecoとの連携やAmazon.co.jp、楽天市場との連携もしています。

また、大手金融機関と同等レベルのセキュリティでデータを保護しています。サポートが充実しており、チャット、電話、メールのほか訪問サービス(有償)もあります。

バックアップを取ってあるデータに関して、閲覧の期間制限がないのでさかのぼって調べたい時にも便利です。ユーザー数は3名まで無料ですが4名以降、一人につき300円/月別途費用がかかります。

ClearWorks

リリース時期:2007年

ClearWorksの特徴

会計・販売管理・給与計算をまとめて管理できるSaaS/クラウド型の統合業務システム。他社の会計ソフト(弥生会計、MJS会計大将、財務Master、JDL財務システム、勘定奉行など)の仕訳連動が出来ます。また、振替伝票へ自動起票もできます。

経理スキルがなくても使える「かんたん日報」、少し知識のある人向けに「現預金出納帳」、上級者向けに「仕訳伝票」の3通りから入力を選べます。

セキュリティに関しても、ID/パスワードによる通常のログイン認証以外に、クライアント電子証明書(JCAN仕様パブリック証明書)を利用した安全なログインができるオプションもあります。

詳しい使い方はこちらを参照

ネットde会計

リリース時期:2000年頃

ネットde会計

基本機能は、ネットde青白申告とほぼ同じです。最大の特徴はセキュリティが強固な点です。会計データは毎朝6~7時にフルバックアップを行い、2週間分が保持されています。また、社内技術者が365日24時間交代で監視しているので何かトラブルがあった時にも迅速な対応がなされています。バックアップデータも国内2ヶ所で保管されています。

部署やプロジェクトごとに会計管理ができ、最大1000まで管理が可能です。

詳しい使い方はこちらを参照

freee

リリース時期:2013年3月

freee

基本機能は、個人事業主向けとほぼ同じです。シンプルなデザインが特徴で、インターフェースで会計ソフトを使ったことがない人にもなじみやすくしてあり、簿記の知識がなくても直感的に設定などを操作できます。

また、法人向けのサービスでは、会社法に準拠した決算書や明細書等の作成が可能です。

これだけでは、やっぱりどのサービスが自分に合っているのかわからないという人もいるでしょう。

これらのサービスを提供する企業やユーザー、会計士など専門家にもサービスの特徴や使い勝手についてインタビューしました。次回はその内容をお届けします。

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