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特集

オンラインミュージックの進化

Softonic Team

公開

P2P から始まり iTunesMySpace 、そして Pandora RadioSoundcloudSpotifyまで。最近ではGoogle Play Music All Access(20142月現在日本では提供されていません) Beats Musicも登場し、進化し続けるオンライン音楽によって、音楽の探索、視聴、そして共有の方法は過去 10 年間で大幅に変化しました。

オンライン ミュージックを巡っては、音楽を違法でダウンロードして MP3 プレーヤーに取り込んでいた時代から、iTunes で音楽を購入してモバイル端末と同期するようになり、今ではモバイル機器から直接オンライン ストリーミングをするように移り変わってきました。ここで、オンライン ミュージックの形式が過去 15 年でどのように変移してきたのか振り返ってみたいと思います。

オンラインミュージックの進化

違法ダウンロード

P2P Napster

P2P を、オンライン音楽の登場として覚えている人も多いでしょう。ユーザーが音楽をアップロード・ダウンロードすることの代名詞となった Napster (1999) は、当時米国の大学生であったショーン・パーカーが、ダウンロード ソフトの草分け的存在の P2P 技術を用いて設立したサービスです。Napsterのヒットによりショーン・パーカーは、米国の富豪ランキング 5 位にまでのぼりつめるも、著作権侵害や著作権の訴訟をめぐる、あらゆる種類の紛争に巻き込まれました。

音質は良いときもあれば悪いときもあり、インターネット接続やユーザー数 (Napster のピーク時は接続にダイヤルアップを使用していた時代でもありました) によってダウンロード速度は左右されるものの、違法であったにもかかわらず、無料という魅力に多くの人は夢中になりました。特にNapster が崩壊してからは、AresBearshareKazaaLimewire といった P2P ソフトが至る所で出現しました。これらのサービスによって自分で CD を作成、またはMP3 プレーヤーにファイルをダウンロードして利用する事が可能となりました。同様に、メディア ファイルをユーザー同士がお互いからダウンロードできる方法として、torrentも出現しました。

この種の P2P ソフトの登場により、版権と著作権保護の法律との問題が浮上しました。音楽業界は、 P2Pによる無料ダウンロードおよび音楽共有の結果、大きな打撃を受けました。オンライン ダウンロードは、その合法性または違法性にかかわらず、音楽を取得する主要なソースとなりました。アルバム販売は実質的に絶滅の危機に陥り、音楽会社はこの新しい音楽消費の方法から、どうにか利益を得る術を探索する必要に迫られました。そこで iTunes が生まれたのです。

ダウンロード販売

iTunes

iTunes は 2001 年にメディア管理ソフトとして出現しました。ちょうど数多くの訴訟によりNapster が崩壊した時期です。iTunes Music Storeはその 2 年後の 2003 年に立ち上がりました。Appleの、Music Store (のちの iTunes Store) は、音楽をオンラインで販売するソフトの筆頭的な存在であり、「音楽ダウンロードを収益化して合法化する」という問題を抱えていたレコード会社の解決方法となりました。iTunes は主要なレコード会社とライセンス契約を結び、曲やアルバム購入に対するロイヤリティを支払いました。類似したその他のオンライン音楽ストアでは月単位による利用手数料を課していましたが、iTunes では無料でした。Napster の影響により出現したものは、アルバム全体ではなく単体で曲を購入するという傾向でした。iTunes はこの消費者の好みを統合し、ユーザーがアルバムを購入せずにトラック単位でも購入できるようにしました。これには、大きなレコード会社だけではなく、多数の小規模なレコード会社も同様に契約に名乗りを上げました。

この時点で、ポータブル音楽が定着し始め、iTunes と共に出現したiPodにより、音楽を持ち歩く文化が浸透しました。時を同じくして出現したものがソーシャル メディアです。Facebook や YouTube の前は、MySpace がありました。

ソーシャル ストリーミング

MySpace

根本的に音楽は常にソーシャル(社交的)なアクティビティです。音楽に重点をおいたソーシャル ネットワーキング サイトである MySpace (2003) は、新しい音楽の探索や共有といった iTunes が満たせなかったギャップを埋めることができました (Facebook は 2004 年、YouTube は 2005 年、メディアをオンラインで共有するというソーシャル文化をさらに強固しました)。

MySpace は、友人と交流し音楽を発見するのに役立っただけではなく、新進アーティストにとって音楽を発信できるすばらしいチャンスも与えました。これにより、高水準な音楽を独自で作成するアーティストの数は増大しました。MySpace やその他の類似サイトは、新進アーティストを発掘する道を開き、大手レコード会社と契約をしていないアーティストにも、音楽業界へのチャンスを与えるということに一役買いました。何といっても、Myspace は無料サービスであったことはいうまでもありません。大手レコード会社は金銭的な補償について強い関心を向けていた一方、新進アーティストは金銭的なことよりも、音楽をどのように宣伝できるかということに、関心を向けていました。同様の概念から生まれた Soundcloud (2007 年) は、新進アーティストに、さらに焦点を当てたソーシャル ネットワーク サービスで、新しいオンライン音楽の発掘に利用されました。オンライン音楽は今や音楽のダウンロードから、オンラインで音楽を試聴する、という方向性にシフトし、ストリーミングというオンライン音楽の新しい形が切り開かれました。

発見

Last.fm Pandora Radio

ストリーミングは、ダウンロードに代わるものとして、より高速なインターネット接続によって実現されました。ほとんどの音楽をオンラインで利用できるという実用面からみて、聴きたい音楽をすべてダウンロードして保存するということは、不可能に近いものがあります。音楽はオンラインにて無料で利用可能なため (または少額な使用料)、音楽を所有するという必要性はもはやなくなってきているのかもしれません。

Pandora Radio (2000) や Last.fm (2002) のようなストリーミング サイトは、非常に人気が高く、オンライン ストリーミングに統合された推奨機能により、すでに聴いたことのある曲に基づいて、視聴者に音楽をお勧めする機能があります。Last.fm は、既存の音楽ライブラリだけでなく、ほかの音楽ストリーミング サービスとの統合機能を活用して音楽をお勧めします。一方、Pamdora Radio は視聴者による曲の評価に基づいて音楽をお勧めします。

有料サービス

SpotifyRdioGoogle Play Music All Access

多くのデータがクラウドに移行したことに伴い、製品を購入する流れから、サービスを購入する流れへと移行してきました。Spotify (2006)、Rdio (2010)、そして新しいサービスの Google Play Music All Access (2013) は、最新方式の反復であり、多くの人気音楽ストリーミング サービスは、現在の市場を反映しています。無制限のアクセスには、月額サブスクリプションが必要で、その音楽カタログは非常に充実しており、各サービスは競争力を高めています。また、その他リンクのサービスから音楽をインポートおよび統合することや、モバイル アクセスにより、どこからでも音楽にアクセスすることが可能です。

このような新しいサービス購入型は、近年のすべての成功事例を包括したサービスです。これには、ソーシャル メディア (Facebook など) との統合、音楽の共有機能、プレイリストの作成や独自のソーシャル プロファイルの作成、新進または類似アーティストの探索および推奨機能モバイル アクセス、合法かつ比較的少額での利用といったサービスや機能が含まれます。音楽を所有するという概念は徐々に薄れてきているように思えます (分かりづらいかもしれませんが、理論的に、一瞬で損失する可能性がある無形物を所有するということは、受け入れにくい場合があるのかもしれません)。製品を購入するのではなく、サービスを購入するという概念は、以前よりも受け入れられているように思えます。少額でも大量の音楽に自由にアクセスできるということは、多くの人にとって最終的には満足する結果となるのでしょう。

オンライン音楽が進化する中、最初に述べたソフトでさえも、何らかの形で今もなお残存しているものもあります。絶え間なく進化するソフトや技術とともに、音楽を楽しむ形は、今後どのような技術的な手法に向かっているのか予測することは難しいですが、音楽を探索および共有することによって、次への道が切り開かれていくことでしょう。

(↓翻訳元ソフトニック記事)

http://features.en.softonic.com/the-evolution-of-online-music

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