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Facebook Messengerを好きな理由、嫌いな理由


- 2014年5月20日
- 更新しました: 2024年8月26日 12:55

Facebookのモバイルアプリから、将来的にメッセージ機能がなくなることが発表されました。メッセージ機能がなくなると、ユーザーはスマートフォンにFacebook Messengerアプリをダウンロードし、ソーシャルネットワークを介して友人と直接やり取りしなければならなくなります。ソフトニック内では、Facebookの決定に対しさまざまな意見がでました。たとえばジョンはこの発表にがっかりしている一方、スージーは大賛成です。それぞれの言い分とは?
ジョン「FacebookはMessengerの使用を強制すべきではない」
Facebook Messengerがリリースされたときにインストールしましたが、しっくりきませんでした。すぐにアンインストールし、あらゆる操作をFacebookアプリ1つでやるほうがいいと感じました。Facebookアプリのメッセージング機能はすぐれているので、別のアプリをインストールする必要は感じません。Facebookは電力消費が激しいことが良く知られているので、アプリをたくさん起動して消費電力を増やしたくはありません。
すでに発表されているように、FacebookはiOSおよびAndroidアプリ内に現在備わっているメッセージ機能を廃止する動きを見せています。これにより、Facebookアプリが軽く高速になり、音声通話などの新機能をFacebook Messengerアプリに追加できるようになります。
しかし、Facebookのメッセージ機能を短いやりとりをするチャットツールとして使っている人にとっては、Facebook Messengerを別に起動しなければならないのはうれしくありません。私はFacebookをWhats AppやLINEのようにテキストメッセージアプリとして使ってはいないのですが、それこそがFacebookの狙いだと思います。iOS(iPhone 5S使用)の現在の操作感に満足していますから、ホーム画面をFacebookアプリで埋め尽くしたくないのが本音です。Facebookは自社が出しているサービスをそれぞれアプリにすることを計画しており、iOSユーザーはFacebook関連のアプリアイコンを1つのフォルダにまとめる必要が出てくるかもしれません。
Facebookによると、個別のアプリを使ったほうが操作が速くなるということですが、今までのところ、そのような実感はありません。iOSのアプリ間のやり取りが高速化しても、ニュースフィードと会話との間を行ったり来たりするのが面倒だと感じてしまいます。
Facebook Messengerの拡張で混乱するもう1つのことがWhatsAppです。Facebookが買収したWhatsAppは、今後どうなるのでしょうか。WhatsApp CEOのJan Koumは、何も変更はないと約束していますが、同時に、2つの競合するサービスを1つの会社が提供するのは奇妙な話です。
Facebookは昔から、非効率的で消費電力の多いアプリでした。適切な動作のためバックグラウンドで動き続けてリソースを食うアプリ、Facebook Messengerをさらにインストールする気にはなれません。アプリを切り替えて使うのは面倒くさいし、速く操作できるとも思えないからです。
スージー「Facebookアプリから早くメッセージ機能がなくなればいいのに」
スージーはアプリFacebook Messengerを気に入っています。最初に発表されたときにインストールし、それ以来ずっと使っています。iOS 7.1搭載のiPhone 4の場合、Facebookアプリは動作がとても遅いので、Facebookアプリのメッセージ機能を使うのは操作性があまり良くないのです。Facebook MessengerとFacebookアプリとの切り替え時の画面はあまり気に入らないですが、Messenger自体は大変ユーザーフレンドリーで、動作が遅いといっても、古いモデルのiPhoneに入れていたアプリと同じくらいの速度だと思います。
私はスマートフォンにFacebookとFacebook Messengerの両方を入れて、完全に分けて使っています。私にとって、ニュースフィードやメッセンジャー機能は、まったく別の目的のものなので、2つのアプリが別々でも問題ありません。
デスクトップでは、Facebookを使ってニュースフィードをチェックし、メッセンジ機能は副次的に使っています。スマートフォンでは、チャットや友人とのやり取りにFacebook Messengerを使うことが多いです。前はチャットでは主にWhatsAppを使っていましたが、ジョンとは違い、今はFacebook Messengerをよく使います。FacebookとMessengerが分かれているほうが、Facebookで友人とやり取りするのがずっと楽です。
Facebook Messengerに対し予定されていたすべてのアップグレードと追加事項、特に追加されたばかりの音声通話機能があれば、スタンドアロンアプリらしくなるでしょうが、Facebookの拡張機能と、最近買収したWhatsAppとの競合の面から考えると、ジョンの意見に賛成です。もちろん、より多くの市場を獲得するための方法に過ぎない可能性もあります。
いずれの場合も、Facebookアプリでの重複通知がなくなり、メッセージがメッセンジャーに直接送信されるのは良いと思います。
いずれにしても、選択肢は一つ
好むと好まざるとにかかわらず、メッセージ機能がFacebookのモバイルアプリ自体から消えるという変化がAndroidとiOSの両方のユーザーに訪れます。まず、ヨーロッパ市場で導入される予定です。iOSまたはAndroid向けFacebook Messengerを今ダウンロードすれば、いち早く移行し、慣れることができます。
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