今年3月から東京の六本木や渋谷周辺でハイヤー(高級タクシー)の配車サービスを提供してきた「Uber(ウーバー)」が8月5日、一般のタクシーの配車サービスに乗り出します。その名も「uberTAXI(ウーバータクシー)」。カバーエリアも都内全域に広がります。
これまで提供してきた高級ハイヤー「UberBLACK」(普通車・大型車の2タイプ)は、若干値段は高めだけど車種は高級でサービス満点というラグジュアリー感が満載のサービスでしたが、これに加えて一般のタクシー会社と提携した配車サービスを展開するかたちです。
世界で拡大を続ける便利サービス
「Uber(ウーバー)」は専用のアプリを使って、地図上のピンでお迎えの場所を指定するだけでタクシーを配車してくれます。配車可能な車がどの場所にいるか、地図上に表示してくれるので「あと何分で到着する」といったことも一目瞭然。ドライバーさんの情報が事前に通知され、直接メッセージや電話で連絡を取り合うことも可能です。
使用後は、事前に登録したクレジットカード情報を使用してサインレスで決済できるほか、割り勘などもスムーズ。レシートは走行履歴と共にメールで送信されます。
uberTAXI(ウーバータクシー)が与えるインパクト
今回新たに登場した「uberTAXI」ですが、これまで日本では「全国タクシー配車」(Android/iPhone)などが同等のサービスを提供してきました。
「uberTAXI」を利用しても料金は提携するタクシー会社のメーター料金と迎車料(各タクシー会社の規定に準ずる)のみとその差はない状態。ただ、今のところ東京都内のみで、提携会社も限られることからサービス提供の規模の面では後発といわざるを得ませんが、世界規模で評価されているUberのアプリの使いやすさには優位性があると言えるでしょう。
今回、さらに、ハイヤーほどの高級感は求めていないけれどちょっと良いタクシーに乗りたい、という人のために、uberTAXILUX(ウーバータクシーラックス)というプランも登場しています。対応エリアは同じく東京都内で、サービスの枠組みはuberTAXIと変わりがないのですが、迎車およびメーター料金に加えて追加で500円を払うことでトヨタクラウンロイヤルシリーズ、BMW7シリーズなどの高級車で配車される仕組みです。これはUberとして世界初の試みということです。
Uber JAPANによると先行していた「UberBLACK」は想定以上の反響とのことですが、配車数に限界があり、十分にニーズに対応できない時間帯もあったとのことですが、「uberTAXI」登場により車種などにこだわらなければ利用しやすくなりそうです。
世界で普及しているタクシーアプリといえばロンドン発の「Hailo」があり、こちらもかなりの完成度で、関西のみならず東京にも進出を開始しています。東京のタクシーアプリは今後も競争が激化するのは必至です。Uber JAPANの社長 髙橋正巳氏は「地域ごとに、それぞれ適した事業開発をしている」とのことで、今後、どのような展開をするか目を離せなくなりそうですね。
「アプリが人々の可能性を拡張させてくれるはず」という期待を胸に、人生全てをITに投入。Softonic JAPANでは、来るべき「アプリの時代」に向け着々と準備中。夢は「夢をもつ人の夢をかなえること」。TechWave
編集長を兼任。
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