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詐欺にあわずにオンラインショッピングを楽しむための6つのヒント

Fabrizio Ferri-Benedetti

Fabrizio Ferri-Benedetti

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オンラインで買い物する機会は、かつてないほど増えています。そして、サイバースペースでやり取りされるお金が増えるほど、サイバー詐欺も増えてきています。

詐欺にあわずにオンラインショッピングを楽しむための6つのヒント

サイバー詐欺による経済的損失(2001~2012)(出典

CyberSource(VISA)のレポートでは、2012年、北米だけで詐欺総額が35億ドルにのぼると報告されています。JPモルガンのレポートは、「サイバー犯罪の増加に歯止めがかかる様子はない」と結論付けています。

詐欺と過信は紙一重

サイバー犯罪におけるスリにおいては、個人データを盗んだり、電子メールで詐欺を行ったり(フィッシング)、電子商取引サイトに見せかけたサイトへのリダイレクトを行ったりする(ファーミング)など、さまざまなテクニックやトリックが使われます。

ファーミングとは: (1)攻撃者がアドレスサーバーを変更(「毒」を盛る)して、(2)ユーザーがページを読み込んだときに(3)偽のサイトを本物のWebサイトの代わりに表示させること

お金をだまし取られるのは詐欺の場合だけとは限りません。取引エラーや、製品の品質を誇張した広告などにだまされることもあります。

オンラインで安全に買い物をするための6つのヒント

オンラインショップの設計に問題がある場合、悪意が存在する場合のいずれも、詐欺にあうリスクが生じます。一方で、ブラウザーやWebサイトの安全性や信頼性は大きく向上してきているのも事実です。

ここでは、数ある安全なサイトを列挙した終わりのないリストでも実行するのが難しいアドバイスでもない、オンラインショッピングを安全に行える基本的な6つのアドバイスをご紹介します。

1. オンラインショップの評判を調べる

初めて利用するWebサイトの場合、評判を調べてみましょう。名前をGoogle検索し、評判を確かめましょう。SafeWebやWoT(Web of Trust)といった、Webサイトの安全性をチェックするサイトやソフトを利用するのも良いでしょう。

また、ページの下部を見てみるのも1つの方法です。ここには、会社の所在地や、取得している資格などが記載されています。

最初にオンラインショップを表示した時に、次の内容を確認してみてください。

「実際の」連絡先(住所、電話番号)

よくある質問が載っているサポートページ

会社情報へのリンク

購入保証と法的条件

電子商取引認可証明(VeriSign、TRUSTeなど)

こうした証明があることは健全なサイトである証拠になりますが、クリックして、その真偽を確かめましょう。一部の詐欺サイトでは、有効なリンクでないことがあります。

2. 新しいブラウザーを使い、ブラウザーは最新の状態にしておく

詐欺を防ぐという点では、ブラウザーを最新のものにすると、セキュリティの面でアンチウィルスソフトよりも安心できます。たとえばGoogle Chromeは悪意のあるページを検出してくれますし、Internet Explorer 11(SmartScreen)やMozilla Firefoxでも同様の機能があります。モバイルアプリを使ってお買い物をする場合は、偽のアプリでないか確認してください。また、可能であれば常に、支払いの詳細を入力するページのアドレスの前に鍵がロックされたマークが付いている(HTTPSである)かどうかを確認してください。マークが付いていれば安全です。

利用しているショップのWebサイトのアドレスは常に確認するようにしてください。普通でない場合や怪しい場合は、利用をやめましょう。URLの左に表示される鍵アイコンをクリックすると、大抵の場合、詳細情報が表示されます。

3. 常にセキュリティ保護されたネットワークで購入する

お買い物をする時は、自宅から、信頼できるデバイスで、いつも使っているソフトウェアやアンチウィルスソフト、ブラウザーを使用して接続するようにしましょう。公共のネットワークには、データを盗もうとする怪しい人がいっぱいです。

そうは言っても、自宅のネットワークが安全だと信じ込んではいけません。Wi-Fiセキュリティを強化し、無料の優れたアンチウィルスソフトをインストールして領収書や銀行詳細情報を暗号化されたパスワードマネージャ(Dashlaneなど)で保持するようにしてください。Dashlaneは、パスワードや個人データを管理するための優れたソフトウェアです。

4. 価格と販売条件を比較する

その商品はセールになっているでしょうか。価格や条件を他のショッピングサイトなどと比較しましょう。また、製品情報のレビューを読んでみましょう。特に、マイナス面のレビューが大事です。レビューにより、そのページの信頼性に関する手がかりが得られることもあります。

Googleショッピングに表示されるショップは通常信頼できます

お買い物の際は、価格と条件を比較する習慣を付けましょう。インターネットなら、簡単に比較ができます。ただし慎重に。比較サイトでも、価格が古い時点のものだったり、追加費用が加算されていなかったりすることがあるからです。

5. 疑わしいリンクはクリックしない

疑わしい電子メールについての記事で説明したように、誰かから一方的に送られてきたメールのURLはクリックしないようにしましょう。フィッシング(データ窃盗)などの嬉しくないサプライズを受け取らないようにする簡単な方法です。

Amazon.co.ukではないかも…。アドレスが本物かどうか確認しましょう。

オンラインショップは、レシートや請求書をあなた宛てに送信してきますが、電子メールやテキストメッセージでパスワードや銀行情報を入力するよう求めてくることはありません。こうした詳細情報は、実際のサイトで入力します。ソーシャルネットワーキングサイトでも同様です。

一般常識を持って読み取る

話がうますぎるなと思ったら、十分注意してください。ショップページがプロらしくない場合も注意が必要です。何かおかしいな、と思うことがあったら、気を付けてください。あなたをだまそうとしているかもしれません。違和感を察知したら、いったん買い物をやめて調べてみることです。ページの内容をよく読んでみましょう。「立ち止まって考えてから、続ける」のが大原則です。念のため、電子メールやスクリーンショットはすべて保存しておきましょう。それが重要な証拠にならないとも限りません。

6. PayPalやGoogleウォレットで支払いをする

PayPalやGoogleウォレットなどのサービスを使うと、銀行口座の詳細を毎回入力する必要がなくなります。さらに、PayPalとGoogleウォレットは高度な詐欺対策管理を行っており、詐欺にあった場合にお金を請求できることがあります。

PayPalは、支払いの仲介を行い、買い手の安全(身元)を保護します。

支払い方法に関わらず、サブのキャッシュカードやデビットカードを作っておき、オンラインでの購入にはこのカードを使用するようにすると良いでしょう。メインバンクのカードをオンラインショッピングに使うのは得策ではありません。

オンラインショッピングを安全にお楽しみください。

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